能登半島沖は暖流と寒流がぶつかる好漁場として知られていますが、当地で水揚げされる魚の中でも群を抜いて知名度が高く、お客様に好まれているのが「天然ぶり」です。冬場の「寒鰤(かんぶり)」が贈答用として大変珍重されておりますが、一年を通じて水揚げがあります。
ぶりは「出世魚(しゅっせうお)」としても有名で、「こぞくら」「ふくらぎ」「がんど」「ぶり」と、成長とともに呼び方が変わり、価格も上昇していきます。それぞれのおいしさがありますが、小さいものは赤身のうまさ、大きいものは脂ののった芳醇な味わいが楽しめます。重さ7kg以上のものを「ぶり」と呼んでいますが、特にこだわる方は10kg超えのものを好まれます。
1年を通じておいしいのですが、冬場のぶりは一級品。脂が程よくのって味わい深くなるのですが、天然物はその脂もあっさりとしていてどれだけ食べても飽きないおいしさです。特に腹の部分には上質の脂がのっており、ぶりの「大トロ」が楽しめます。さらにそのぶりの大トロの中でも特に脂がのって、しかも特別な食感が楽しめる「砂摺り」と呼ばれる部位は、地元の人でもなかなか味わうことのない絶品です。
地元での食べ方は「刺身」「味噌焼き」「照り焼き」「かぶら寿司」「巻き鰤」など多種多様です。近年は「ぶりしゃぶ」が人気を博しています。
当社から発送させていただくぶりは「その日水揚げされた10kg以上の最高鮮度のもの」を厳選しております。